グアム無差別殺傷事件は2013年2月12日にグアム島のタモン地区で起きた無差別殺傷事件で、犯人の男は車で歩道に突っ込み、路上にいた人たちを次々に刃物で刺していったという痛ましい事件です。

この事件の被害者は日本人観光客ばかりとなり、当時は大きなニュースとして取り上げられ話題になりました。

事件の現場となったグアム島のタモンは「グアムでもっとも華やかな街」と言われる繁華街で、普段から多くの人や観光客で賑わう場所でした。ショッピングセンターが立ち並び、多くの宿泊施設もあり、観光にはピッタリの街です。

グアム無差別殺傷事件が起きた現場では翌日の2月13日の夜に追悼式が行われました。現場には多くの献花がなされ、地元住民も追悼式に参加し冥福を祈りました。

グアム無差別殺傷事件ではその場にいた日本人ばかりが被害に遭っていて、襲われた日本人のうちの3人が亡くなってしまいました。亡くなったのは日本人男性1人と日本人女性2人で、なんとの8ヶ月の乳児や3歳の幼児もこの事件に巻き込まれてしまったようです。

グアム無差別殺傷事件は事件当日に2名の日本人女性が亡くなり、2日後となった2月14日に日本人男性が1人亡くなりました。亡くなった日本人男性についてはすぐに病院に運ばれ、集中治療室で治療を受けるも意識が回復することはなく、亡くなってしまいました。

グアム無差別殺傷事件の被害者は全部で14名と言われていて、その大半が日本人観光客でした。亡くなられた3名以外の被害者も皆重傷を負っていて、大きな骨折や出血が見られ、すぐに病院に運ばれました。

上原和子さんは事件当時孫の結婚式に出席するためグアムを訪れていて、犯人の車にはねられ、刃物で襲われてしまい、命を落としました。彼女の年齢は当時81歳で、結婚式を楽しみにしていたそうです。

杉山利恵さんは上原和子さんのお孫さんで、事件当日は弟の結婚式に参列するためにグアムを訪れていました。彼女は犯人の車が突っ込んだコンビニエンスストアのレジ付近にいたようで、犯人から襲われそうになった3歳の娘をかばって命を落としてしまいました。

横田仁志は犯人が運転する暴走車にはねられて重体になり、そのまま病院へと救急搬送されました。2日後の2月14日まで集中治療室で治療が行われたものの帰らぬ人となり、事件当時はかなりの衝撃でぶつかられたのではないかと思われます。

グアム無差別殺傷事件の犯人は地元住民の「チャド・ライアン・デソト」という人物で、事件当時の年齢は21歳でした。彼は事件後現場にいたセキュリティによって取り押さえられ、その後警察によって逮捕されました。

犯人のチャド・ライアン・デソトはグアム無差別殺傷事件を起こした容疑者として逮捕され、その後の裁判ではグアムで最も重いとされる終身刑になりました。

グアム無差別殺傷事件を起こしたチャド・ライアン・デソト容疑者ですが、じつは普段からとても温厚なタイプの人間だったと言われています。彼自身は友人たちからも評判が良かったようで、誰にでも優しい性格の持ち主でした。

チャド・ライアン・デソトは地元グアムで劇団員として活動していたようで、舞台だけでなく、テレビCMや映画にも出演するなど、それなりに活躍していた人物でした。