ルクソール熱気球墜落事故の原因や日本人死者の死因・操縦士のその後まとめ
エジプトの観光地・ルクソールの町並みを空から眺めることができる熱気球でのルクソール遊覧飛行。
2013年2月26日に、このツアーの最中に起きた「ルクソール熱気球墜落事故」の具体的な経緯や詳細、日本人も犠牲になった死者の死因や事故を起こした操縦士のその後、そして事故の原因についてまとめました。
ルクソール熱気球墜落事故とは
エジプト屈指の観光地・ルクソールについて
ルクソールは古代エジプトの都「テーベ」があった場所で、現在も数多くの遺跡が残っており、その多くが世界遺産に登録されているという、エジプト屈指の観光地です。
なおルクソール市域はナイル川によって東西に分断されており、日が昇る側であるナイル川の東岸には、「カルナック神殿」や「ルクソール神殿」など“生”を象徴する遺跡が点在しています。
逆に、日が沈む側であるナイル川西岸には、ツタンカーメン王の墓がある「王家の谷」や「王妃の谷」など、“死”を象徴する遺跡があります。
熱気球でのルクソール遊覧飛行は、これらのエジプトが誇る数々の遺跡群や朝日に照らされた古代都市ルクソールの町並みを、空から眺めることができる人気のツアーだったんですよね。
ところが、2013年2月26日午前7時頃、遊覧飛行を終えようとしていた熱気球で事故が発生し、最終的に乗員・乗客21人のうち19人が死亡するという、熱気球事故としては史上最多の死者数を出しました。
今回は、後に「ルクソール熱気球墜落事故」と呼ばれることになる、この事故の経緯や詳細、日本人も犠牲になった死者の死因や事故を起こした操縦士のその後、そして事故の原因についてまとめてみました。
ルクソール熱気球墜落事故の具体的な経緯と詳細
2013年2月26日、現地時間の午前6時半頃、観光客20人と1人の操縦士を乗せた熱気球がルクソール市内の遊覧飛行を終え、地上5メートルまで降下し、操縦士が地上にロープを投げ落として着陸準備に入りました。
しかし、その次の瞬間、21人が乗るゴンドラの中で火災が発生し、温められた空気により再び気球は上昇を始めることに…。
それと同時に、噴出した炎が操縦士の服に燃え移り、慌てた操縦士はあろうことか上昇しつつある気球から地上に飛び降りてしまうんですよね。そんな操縦士の行動につられるように、イギリス人観光客2人も操縦士の後を追うように飛び降りたと言います。
なお、この時に飛び降りた3人のうち、最初に飛び降りた操縦士と観光客1人は奇跡的に命を取り留めましたが、残る1人は地面に叩きつけられて間もなく亡くなっています。
一方のゴンドラに残された18人は、気球を制御できる唯一の存在である操縦士を失い、さらに突然に3人分の重量が消失して軽くなったことで、気球は為す術もなく急上昇を始めることに…
気球は下にぶらさがったゴンドラから炎と煙を上げながら、さらに200メートルほど上昇する間に、8人の乗客が次々と飛び降りて亡くなっています。
それにより、さらに重量が軽くなったことで、気球は飛び降りることすら出来なかった10人を乗せたまま急上昇した後、上空300メートル付近で遂にバルーンが爆発。
その直後、ゴンドラは10人の乗客を乗せたまま落下してカンショ畑に墜落し、10人全員が命を落としています。
なお、この300メートル上空での気球の爆発音は、事故現場から数キロ離れたルクソール市街地でもハッキリと確認されたと言います。
ルクソール熱気球墜落事故の死者19人の中には日本人も!
熱気球事故としては史上最多の死者数を出した、この「ルクソール熱気球墜落事故」による19人の死者の中には、4人の日本人観光客が含まれていました。
犠牲となった日本人4人は、いずれも60代で東京都世田谷区在住の柘植和夫さん・晴美さん夫妻と、寺田康秀さん・晴美さん夫妻という2組の老夫婦でした。
このツアーを企画したツアー会社によると、犠牲となった日本人4人は2月23日に日本を出発し、カイロやルクソールなどを巡った後、翌3月4日に帰国する予定だったと言います。
ルクソール熱気球墜落事故・被害者の死因について
この「ルクソール熱気球墜落事故」の犠牲となった19人の死者は、この4人の日本人の他に、香港人9人、イギリス人2人、フランス人2人、ハンガリー人1人の乗客と、エジプト人の添乗員1人という内訳でした。
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事故発生日: 2013年2月26日
発生時間: 午前6時30分
発生場所: エジプト ルクソール県ルクソール
死者: 19人
負傷者: 2人