グエンはベトナム人に多い名前

東南アジアの南シナ海に面した国である「ベトナム」

東南アジアの南シナ海に面した国である「ベトナム」

グエンはベトナム人に多いとされる苗字で、ベトナムは東南アジアの南シナ海に面した国になります。

ベトナム人のグエンという名前に関して、なぜ多い名前という風になっているのでしょうか。

ここではベトナム人の名前に関する話題を歴史を含めて取り上げていきます。

ハノイ・ホーチミンなどの観光スポットがある人口約9600万人の国

ハノイ・ホーチミンなどの観光スポットがある人口約9600万人の国

ベトナムは首都が北部ハノイであり、100年の歴史と中国・フランスなどの影響を受けた都市部になります。

また、南部ホーチミンはアメリカがベトナム戦争時に駐留していたことで有名な都市です。

ホーチミンもまたサイゴン大教会や中央郵便局など栄えている都市として有名になります。

ベトナム人の苗字は「グエン姓」が1番多いと言われている

ベトナム人の苗字は「グエン姓」が1番多いと言われている

ベトナム人の苗字は「グエン姓」が1番多いと言われています。

その理由には歴史的背景があり、その子孫としてベトナム人は名前を引き継いでいるようです。

在日ベトナム人用の印鑑でも「グエン」が多い名前だと分かる画像

在日ベトナム人用の印鑑でも「グエン」が多い名前だと分かる画像

ベトナム人の「グエン」という名前ですが、在日ベトナム人にも多い名前だと言われています。

それが分かる画像として、ベトナム姓印鑑でも1番最初に来る名前が「グエン」になっています。

また、ベトナム人の名前の種類は12種類と日本と比べると少ない苗字であることも分かります。

グエンのベトナム人全体における苗字の割合

グエン姓のベトナム人全体における割合は「38%(約4割)」

グエン姓のベトナム人全体における割合は「38%(約4割)」

ベトナム人に1番多い苗字である「グエン」ですが、ベトナム人全体における割合は「38%(約4割)」というデータがあります。

日本では「佐藤」という苗字が1番多いですが、それでも全体の割合は「1.53%」ほどです。

また、韓国では「金(キム)」という苗字が1番多いですが、それでも割合は21.6%で、日本・韓国よりも多い割合であることは明らかです。

ベトナム人に多い苗字は1位がグエンだが、次に「チャン」「レ 」と続く

ベトナム人に多い苗字は1位がグエンだが、次に「チャン」「レ 」と続く

ベトナム人で1番多い名前は「グエン」ですが、次に「チャン」「レ 」と多い苗字が続きます。

チャン姓はベトナム人全体の11%、レ姓は全体の9.5%とこちらも多いことが分かります。

しかし、ダントツで多いのがやはり「グエン姓」の38%で、ベトナム人の3人に1人以上の割合です。

ベトナム人のグエンという名前の人口は「3176万2300人」(2014年時点)

ベトナム人のグエンという名前の人口は「3176万2300人」(2014年時点)

ベトナム人のグエンという名前の人口ですが、2014年時点で「3176万2300人」いることが判明しています。

現在は全人口9600万人とされるベトナム人ですが、それでも3人に1人に近い割合だと分かります。

グエンの名前・苗字の分け方について

ベトナム人は「苗字+ミドルネーム+名前」で呼び名を分ける

ベトナム人は「苗字+ミドルネーム+名前」で呼び名を分ける

グエンという名前・苗字の分け方ですが、ベトナム人は「苗字+ミドルネーム+名前」で呼び名を分けます。

同じグエンさんの場合、「名前」だけを取って呼んだり「ミドルネーム+名前」で呼んだりします。

グエン姓が多いので「グエンさん」と呼ぶことはなく、その他の名前部分で呼び名を変えるようです。

グエンを漢字で表すとどうなるのか

ベトナムには漢字由来の「漢越音(かんえつご)」がある

ベトナムには漢字由来の「漢越音(かんえつご)」がある

ベトナム人に多い名前であるグエンを漢字で表すとどうなるのでしょうか。

ベトナムでは漢字が使われており、漢字由来の「漢越音(かんえつご)」があります。

これが現代のベトナム語になっており、漢字が元となった発音になっているようです。

漢字由来ということで日本語に近い部分がありますが、ベトナム語は「伸ばす音」が多い傾向です。

グエンは漢字で「阮」と表す

グエンは漢字で「阮」と表す

ベトナム人に多い名前である「グエン」ですが、漢字で表すと「阮(グエン)」になります。

英語表記だと「Nguyen」となり、続いてミドルネームと名前が来るようになっています。

グエンがベトナム人に多い名前である理由・歴史

紀元前4世紀から紀元1世紀頃にかけて続いた「ドンソン文化」

紀元前4世紀から紀元1世紀頃にかけて続いた「ドンソン文化」

グエン姓がベトナム人に多い名前である理由ですが、歴史を辿るとそれが分かるようです。

ベトナムでは紀元前4世紀から紀元1世紀頃にかけて、続いたとされるのが「ドンソン文化」です。

2世紀から16世紀頃まで続いた「チャンパ(チャンパー)」

2世紀から16世紀頃まで続いた「チャンパ(チャンパー)」

ベトナムでは2世紀から16世紀頃にかけて、「チャンパ(チャンパー)文化」が栄えました。

10世紀以上続いたかなり長い文明ですが、現在のベトナムの南部のわずかな地域に留まっています。

当時のベトナム北部は存在していましたが、中国の唐が支配している状態でした。

11世紀から13世紀頃まで続いた、中国から独立した最初の王朝である「李朝」

11世紀から13世紀頃まで続いた、中国から独立した最初の王朝である「李朝」

11世紀から13世紀頃まで続いたのは、中国から独立した最初の王朝である「李朝」になります。

李朝は国号を「大越」としており、「越」は「ヴェト」と読みます。

これは中国の春秋・戦国時代にあった「越」に由来しており、それが「李朝」の国号となりました。

大越という国号ですが、王朝が変わりながらも19世紀まで使用された歴史を持ちます。

1225年から1400年まで続いた「陳(チャン)朝」

1225年から1400年まで続いた「陳(チャン)朝」

ベトナムでは1225年から1400年まで続いたのは「陳(チャン)朝」という王朝です。

13世紀から15世紀初頭までのベトナムでは、この「陳朝」と「チャンパー」で二分している状態でした。

陳という名前もベトナム人で多く存在しており、この頃から続く名前であることが分かります。

15世紀以降は「黎朝(レちょう)」「西山朝(せいざんちょう)」などと王朝が変わっていった

15世紀以降は「黎朝(レちょう)」「西山朝(せいざんちょう)」などと王朝が変わっていった

ベトナムでは15世紀以降は「黎朝(レちょう)」「西山朝(せいざんちょう)」などと王朝が変わっていきました。

「黎朝」の「黎(レ)」は現代のベトナム人でも多い名前であり、3位に位置しています。

それはこの「黎朝(レちょう)」が関係していると言われており、歴史が証明をしています。

1802年から1945年まで続いた「阮朝(グエンちょう)」

1802年から1945年まで続いた「阮朝(グエンちょう)」

1802年から1945年まで続いた「阮朝(グエンちょう)」はベトナム最後の王朝と言われています。

阮朝の国旗がこちらであり、非常に日本に近い国旗であることが分かります。

この王朝はフランス占領下の時期と重なり、1940年には日本軍の仏印進駐がありました。

フランス統治は1887年から1945年の阮朝の最後まで続いた

フランス統治は1887年から1945年の阮朝の最後まで続いた

フランス統治は1887年から始まり、1945年の阮朝の最後まで続きました。

その後は「フランス領インドシナ」「ベトナム帝国」「ベトナム民主共和国」「ベトナム社会主義共和国」と名前を変えていきます。

現在のベトナム王朝は無くなっており、最後の王朝が「阮朝」ということになります。

ベトナムの最後の王朝という理由で「グエン」が多いと言われている

ベトナムの最後の王朝という理由で「グエン」が多いと言われている

ベトナム人の名前にグエンが多い理由は、ベトナム最後の王朝が「阮朝」という理由でした。

王朝の名前ということで重宝され、現代にもグエン姓が続いていることがになります。

ベトナム人の王朝の歴史は現在も脈々と受け継がれていることが明らかです。

まとめ

グエン姓はベトナム人に多い名前というのは本当でした。苗字の割合は38%で理由が分かる歴史は「最後の王朝」が関係しています。漢字では「阮」と表し、ベトナム語は漢字由来となっています。そんなベトナム人の名前ですが、グエン姓が今後も受け継がれていくことが予想されます。

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