ワグネルとは?意味や由来、人数と規模は?給料はいくら?

ワグネルとは?

ワグネルとは?

ワグネルとはロシアの民間軍事会社。彼らは直接戦闘を行う準軍事組織として知られていて、ロシアの権益拡大のために活動を行っています。ロシア政府はその存在を長年否定していましたが、現在では支援を行っていたことを明かしています。ちなみにロシアでは民間軍事会社の設立は禁じられています。

ワグネルの由来は何?

ワグネルの由来は何?

ワグネルという名前の由来はドイツの作曲家である「ワーグナー」に由来しているようで、別名は「ワグナー・グループ (Wagner Group)」として知られています。

ワグネルの意味は?

ワグネルの意味は?

名前をワーグナーから取った意味は「独裁者ヒトラーがワーグナーの曲を愛したことから」と言われていて、組織の様々な要素がナチスドイツと結びついているのだそうです。

ワグネルが創設されたのは2014年頃

ワグネルが創設されたのは2014年頃

ワグネルが創設されたのは2014年頃と見られています。彼らはちょうどこの頃にウクライナのドンバス戦争に参加し、ドネツクやルガンスク人民共和国の分離主義勢力を支援。さらにシリア内戦、リビア内戦など世界中の紛争に参加し、瞬く間に話題の軍事組織として恐れられるようになりました。

「プーチンの事実上の私兵」と言われている

「プーチンの事実上の私兵」と言われている

ワグネルはその存在が「プーチン大統領の事実上の私兵」と言われていて、これは民間軍事会社でありながらロシアの手となり足となり働いていることが要因となっています。実際に彼らの活動はロシアの権益拡大につながっていて、ロシア側も軍事装備や訓練のための施設の提供を行うなど、密接な関係にあることは明らかです。

ワグネルの規模はどれぐらい?人数は現在数万人?

ワグネルの規模はどれぐらいなのか?

ワグネルの規模はどれぐらいなのか?

ワグネルの規模は年々拡大していて、創設された2014年頃と現在を比べると数十倍の大きさに成長しています。また、戦闘員には戦闘経験を持つ元軍人も多く所属していて、ロシアの「準軍事組織」として恐れられています。

元々の人数は数百人程度

元々の人数は数百人程度

ワグネルは創設されたばかりの頃の人数は「約250人」とされていて、そこまで規模が大きかったわけではないようです。その後は毎年1000人規模で拡大していて、それに伴って戦力も大きくなっています。

現在の人数は「約5万人」

現在の人数は「約5万人」

ワグネルの現在の人数は「約5万人」とされていて、創設された頃と比べるとかなり拡大していることが伺えます。その背景には囚人や受刑者などを徴用していることが要因となっていて、ウクライナにも1万人以上の契約者がいることがわかっています。

ワグネルの戦力は?多数の戦闘員が死傷している?

ワグネルの戦力は?

ワグネルの戦力は?

ワグネルの抱える戦力はかなり軍に近いものがあり、銃などの装備はもちろん戦車まで有しているのだそうです。これらはロシアからの支援が大きいとされていて、軍ではないものの地上戦では正規のロシア軍に近い戦力を持っているものと思われます。

戦闘員の戦力はそれほどでもない?

戦闘員の戦力はそれほどでもない?

ワグネルは急激に人数を増やし、かなりの戦力を有しているとされていますが、その一方で戦闘員の戦力はまばらだと言われています。じつは彼ら戦闘員の大半は訓練を受けていない受刑者などで構成されていて、元軍人などは数千人ほどとされています。

多数の死傷者も出している

多数の死傷者も出している

ワグネルはその規模や戦力の高さが話題になっていますが、戦闘員には訓練を受けていない元受刑者が多く、実際の戦闘では多くの死傷者を出しているようです。

これらの死傷者についてはワグネル側も「訓練を受けていない元受刑者たち」と明かしていて、ウクライナ侵攻だけでも非常に多くの戦闘員が亡くなったことがわかっています。

最近だけでもワグネルの戦闘員約9000人が戦闘中に死亡するなど、甚大な被害が出ていると述べた。ワグネルはロシアの刑務所で受刑者を積極的に募集している。カービー氏は、戦死しているワグネルの多くは、訓練を受けていない受刑者だと話した。

ワグネルの給料がすごい!資金源は一体何?

ワグネルはインターネットで戦闘員を募集していた

ワグネルはインターネットで戦闘員を募集していた

ワグネルは2022年のウクライナ侵攻のあと、なんとインターネットで戦闘員を募集していたことがわかっています。そこには就業期間や給料、活動内容が記されていて、その内容が大きな話題になっています。

ワグネルの対象年齢は?

ワグネルの対象年齢は?

ワグネルの戦闘員の対象年齢は「24~50歳」。契約軍人としての経験があれば23歳から可能で、ウクライナでの戦闘経験があれば22歳からでも可能なのだそうです。ちなみに50歳以上は戦闘経験によって判断されるようです。

ワグネルの活動内容は?

ワグネルの活動内容は?

ワグネルがインターネットにて戦闘員を募集したときの活動内容は「ウクライナでの戦闘」です。契約期間は「約4ヶ月」だそうで、戦闘員になったあとは1週間ほど訓練を受けたのちにウクライナへ送られるのだそうです。

ワグネルの給料はいくら?

ワグネルの給料はいくら?

ワグネルの給料については「24万ルーブル(約57万円)」となっていて、これは一般的なロシア人の給料の4倍に相当する金額なのだそうです。また、実績に応じて15万(約35万円)~70万ルーブル(約166万円)のインセンティブを受け取れるようで、こうした給料面も彼らが規模を急激に拡大できた要因になったのではないかと思われます。

ワグネルの資金源は何?

ワグネルの資金源は何?

ワグネルの主な資金源は「ロシアからの支援」。その金額は一年間でなんと「860億ルーブル(約1450億円)」となっていて、尋常ではないほどの資金を受け取っていたことがわかっています。ちなみにこれはプーチン大統領が行った2023年6月の演説の中で明かされたものとなっています。

民間軍事会社「ワグネル」に対して昨年5月~今年5月の約1年間、戦闘員の給与や報奨金として860億ルーブル(約1400億円)の国費を支払っていたことを明らかにした。
金の採掘も資金源になっている

金の採掘も資金源になっている

ワグネルはアフリカの鉱山の採掘権を有していることがわかっていて、そこで採掘される「金」も大きな資金源になっているようです。その金額は「年間10億ドル」とされていて、これらは現在アメリカなどから経済制裁を受けています。

民間軍事会社「ワグネル」と創設者プリゴジン氏に関連する4企業とワグネル幹部1人を制裁対象に指定した。ウクライナやアフリカでワグネルが軍事活動を維持・拡大するための資金源として不正な金取引などに関与したとしている。

ワグネルに日本人はいる?

ワグネルに日本人はいない

ワグネルに日本人はいない

結論から言うと、ワグネルに日本人はいません。

ウクライナ義勇兵に日本人がいたので、もしかしてワグネルに日本人がいるのではないかと気になる人がいるようですが、ワグネルに日本人はいないとのことです。

ワグネルがロシアに反乱?創設者プリゴジンはなぜ反乱を起こした?

関連するキーワード

関連するまとめ

イスラム国の女性の扱いが酷い!性奴隷の実態・服装や難民キャンプを総まとめ

過激なテロ組織として知られているイスラム国。彼らは女性の扱いが酷いとされていて、性奴隷も問題視されいます。今…

aquanaut369 / 1051 view

ロックフェラー家の資産!家系図やアメリカ5大財閥・邸宅を売却の話題まとめ

ロックフェラー家について、資産に関する話題が挙がっています。また、ロックフェラー家の家系図やアメリカ5大財閥…

cyann3 / 4302 view

ロスチャイルド家の現在!映画やワイン・仮想通貨・国際銀行の支配まとめ

ロスチャイルド家について、現在の活動が注目を集めています。また、ロスチャイルド家の映画やワイン、仮想通貨との…

cyann3 / 1649 view

プーチン大統領の身長や体重は?筋肉とトレーニングもまとめ

ウクライナに対する軍事侵攻により様々な制裁が科されているロシアのプーチン大統領。 今回、プーチン大統領の身…

passpi / 2430 view

チャレンジャー号爆発事故まとめ/原因はOリング・責任と乗組員の遺体や生きている可能性…

1986年1月28日、チャレンジャー号打ち上げからわずか73秒後に、空中で分解した爆発事故の原因はOリングだ…

Mrsjunko / 3128 view

デーモン・コア事故の原因は?パロ画像の現場猫・被爆した被害者のその後や現在もまとめ

アメリカの秘密研究所「ロスアラモス研究所」で1945年8月と1946年5月の2度に渡って臨界事故を起こしたデ…

passpi / 4748 view

アルビノのモデル20選~芸能人や有名人を男性女性別で紹介【最新版・画像付き】

アルビノのモデルで知名度の高い芸能人・有名人を厳選して20名をご紹介します。世界のアルビノのモデルさんはどの…

cyann3 / 7898 view

同じカテゴリーの記事

同じカテゴリーだから興味のある記事が見つかる!

世界のテロ事件100選・衝撃ランキング【最新決定版】

テロ事件といえば、アメリカ同時多発テロが思い浮かびますが、現在でも日々世界中でテロ事件は多発しています。今回…

maru._.wanwan / 7405 view

ナッシュビル爆発事件はテロの噂!ミサイル・犯人・その後のニュースまとめ

アメリカ・テネシー州で起こった「ナッシュビル爆発事件」について、テロの噂が浮上しています。また、ミサイル・被…

cyann3 / 1005 view

ロスチャイルド家の資産!家系図や当主・日本のデヴィ夫人との関係まとめ

ロスチャイルド家について、資産に関する話題が挙がっています。また、ロスチャイルド家の家系図や当主、日本のデヴ…

cyann3 / 6234 view

ヤノマミ族の現在!出産と子供殺し・コロナ感染も総まとめ【写真付き】

ヤノマミ族とは、アマゾン川流域からオリノコ川にかけて、広く分布している南アメリカ大陸の先住民部族です。そんな…

Mrsjunko / 7105 view

テッド・バンディの生い立ちと娘!事件詳細と実話映画のネタバレまとめ

テッド・バンディとは、1974年から1978年にかけてアメリカの7つの州でおよそ30人の女性を殺害したシリア…

Mrsjunko / 7312 view

ルクソール事件(エジプト)の日本人犠牲者は新婚旅行カップル!場所とテロ犯人の動機・そ…

1997年11月17日にエジプトで起こったルクソール事件では日本人犠牲者が10人いて、そのほとんどが新婚旅行…

Mrsjunko / 2454 view

マクマーティン保育園裁判は冤罪事件!犯人と被害者・その後や現在も総まとめ

アメリカ史上最長で最も高価な裁判となったマクマーティン保育園裁判は、1984年から1990年までの6年間に渡…

Mrsjunko / 1237 view

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

スポンサードリンク

"); } })(jQuery);