
中村哲医師はアフガニスタンでなぜ殺された?死因と犯人の動機・現在の用水路建設・事件のその後まとめ
2019年12月、アフガニスタンで日本人医師の中村哲さんが銃撃されて亡くなりました。中村哲さんはなぜ殺されたのでしょう。死因や犯人の動機、現在の用水路建設の進歩状況、事件のその後の経過などをまとめていきます。
中村哲さんについて
中村哲さんはアフガニスタンで殺された~その死因は?
中村哲さんはなぜ殺された?犯人の動機とは?
TTPの報道担当者は、アミール・ナワズ・メスードが死亡した可能性が高いと語っていました。男は生前「中村さんを誘拐するつもりだったが、共犯者が殺してしまった」と周囲に話していたということです。
捜査関係者によりますと、動機は誘拐による身代金が目的だったとされています。事件の前年6月、捜査線上に浮かんだ主犯のアミール・ナワズ・メスードが潜伏する、東部クナール州の隠れ家を急襲しましたが、銃撃戦に紛れて逃走し取り逃がしたということ。
アミール・ナワズ・メスードは、生前に「共犯者が中村さんを撃ってしまった」と悩んだ様子で話していたと語っていたようです。
そして、ガニー氏の前回の大統領選で後ろ盾になったのが、軍閥政権の中心人物である、虐殺で悪名高いラシッド・ドスタム将軍だったということ。(後にガニー氏から対立候補のアブドラ・アブドラ行政長官の支援に鞍替えしています。)
そんな状況の中で、「ガニー大統領とのツーショット」が注目を集めることは、中村哲さんへの危険性を高めることになるでしょう。
本名:中村 哲(なかむら てつ)
生年月日:1946年9月15日
出身地:福岡県福岡市
没年月日:2019年12月4日(73歳没)
没地:アフガニスタン ナンガルハル州ジャララバード
国籍:日本
学歴:九州大学医学部卒業
職業:医師
親族:中村尚子(妻)、中村秋子(長女)、他4児(長男・次男・次女・三女)、火野葦平(伯父)、玉井行人(従弟)
分野:脳神経内科
所属:ペシャワール会
受賞:外務大臣賞、厚生大臣賞、菊池寛賞、マグサイサイ賞、アフガニスタン議会下院表彰