
【なぜ】ウォーターゲート事件をわかりやすく説明!基の映画も総まとめ
1972年に始まったアメリカの政治スキャンダル「ウォーターゲート事件」は、盗聴に始まりニクソン大統領の辞任まで2年に渡り世界中で話題となりました。そんなウォーターゲート事件の経緯や3つの「なぜ」について、わかりやすく説明していくと共に基となった映画も紹介していきます。
ウォーターゲート事件の概要
逮捕された5人は、共和党候補のニクソン大統領再選委員会の関係者であることが発覚、しかし、大統領関係者は「侵入事件はニクソン政権とは無関係」であるとしていました。
ニクソン政権は、事件の調査のために設けられた特別検察官を解任したり、テープの議会提出を拒絶したりするなどの捜査妨害が見られました。
ウォーターゲート事件の経緯をわかりやすく説明
事件のきっかけとなった不法侵入・盗聴事件
不審に思い警察に通報したのが、この事件の始まりでした。その後警察が到着し、刑事3人が6階の民主党全国委員会本部に通じるドアの鍵が開いているのを確認し、拳銃を持って中に入り不法侵入していた5人の男の逮捕に至りました。
彼らはその3週間前にも侵入し、盗聴器を仕掛けましたが作動しないため今回の侵入に至ったことが調べで判明しています。
初動捜査で侵入犯がニクソン大統領の関係者であることを突き止める
また、警察が押収した手帳からはユージニオ・マルチネスとチャールズ・コルソンの名前が記してあり、チャールズ・コルソンに至っては当時のホワイトハウスの顧問を務めていました。
アール・J・シルバート主任検事補を始めとするワシントン連邦地方検事局では、これらの人物の調査を開始。5人の背後には必ずハントの存在があることにも着目し、そのことから侵入犯がニクソン大統領に近い関係にあるのではとの疑念を抱きます。
「ドアのテープは内部に入れば必要ない、これはプロのする仕事ではない。ヘマなやり方だ」とし、上層部がやった犯行ではなく、他の人間が軽はずみにやったことという印象を植え付け、当時の大統領選には影響が出なかったようです。
大陪審で7人目の犯人が浮かび上がる
3回目の大陪審までもつれ込みましたが、それでも黙秘したことから裁判長のジョン・J・シリカ氏が法廷侮辱罪で処罰すると宣言しました。

もう一人の犯人は大統領再選委員会財政顧問のジョージ・ゴードン・リディ
大番審の最中にも同時進行で行われていた特捜部の捜査では、侵入犯であるバーナード・バーカーの事務所から、犯行当日12回も同じ電話番号と通話している記録を発見。
その番号が大統領再選委員会財政顧問のジョージ・ゴードン・リディであることが判明しました。その後バーナード・バーカーは自供し、弁護士ももう一人の依頼人がリディであることを認めました。
姿を消していたハントも大陪審に出頭し、リディが逮捕されてこの事件の背後に存在したのがハントとリディであることが明らかになっています。
後に侵入犯5人を含む7人は「ウォーターゲート・セブン(watergate seven)」と呼ばれることとなります。
ウォーターゲート事件裁判
本来であれば、7人全員が不法侵入及び盗聴で有罪となる予想でしたが、証言なしで有罪を認めるよう賄賂が支払われたという事実が明るみに出たのです。
ウォーターゲート事件とは、1972年の大統領選挙戦の最中に、当時民主党全国委員会本部があったワシントンD.C.のウォーターゲートビルに、CIA職員で配管工のバーナード・バーカーを始めとする5人が、盗聴器を仕掛けようとして侵入し、警備員に発見されて逮捕されたことが発端となった事件です。