ラブロフ外相のプロフィール

ラブロフ外相

ラブロフ外相

名前: セルゲイ・ラブロフ
フルネーム: セルゲイ・ヴィクトロヴィチ・ラブロフ
生年月日: 1950年3月21日
出生地: ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国 モスクワ
出身校: モスクワ国際関係大学
現職: 外交官、外務大臣
所属政党: 統一ロシア
称号: 戦争犯罪者
配偶者: マリア・ラブロワ

ラブロフ外相は“プーチンの犬”とも称されるプーチン大統領の懐刀

ラブロフ外相は、2004年3月にプーチン大統領によって起用されて以来、実に18年以上に渡ってロシアの外務大臣として“ロシアの顔”を務めてきました。

その意味で、ラブロフ外相は現在のロシア・プーチン体制において最も経験豊富な最古参の閣僚であり、プーチン大統領の懐刀(ふところがたな)とも呼ばれています。

ラブロフ外相(左)とプーチン大統領

ラブロフ外相(左)とプーチン大統領

例えば、2008年のジョージアとの電撃戦や2014年のクリミア併合など、ラブロフ外相はこれまでプーチン大統領が掲げる“多極的”な新世界秩序構想を世界に伝えるべく、西側諸国と激しくやりあってきました。

権謀術数に長け、他国の間では強行な外交姿勢を取ることで知られていますが、特に今回のロシアによるウクライナ侵攻でも、西側諸国から浴びせられる痛烈な非難の声など一切耳意に介することなく、ただひたすらに自国の主張を繰り返すラブロフ外相。

長年、ロシアの顔として世界中で活躍してきた彼であれば、今回のロシアの蛮行が、世界中からどのように見られているかなど、当然理解しているはず。

にもかかわらず、終始、自己正当化に徹するプーチン大統領の主張を従順に展開する姿は、まさに「プーチン大統領の犬」そのものなんですよねぇ…。

プーチン大統領と犬

プーチン大統領と犬

「ロシアはウクライナを攻撃していない」に世界中から非難殺到

特に、ロシアのウクライナ侵攻から約半月が経過した2022年3月9日、ロシア軍がウクライナ南東部マリウポリの産科・小児科病院を爆撃した際、ウクライナのゼレンスキー大統領は次のようにロシアを糾弾しました。

爆撃されたマリウポリの産科・小児科病院から救出される妊婦

爆撃されたマリウポリの産科・小児科病院から救出される妊婦

「小児科と産科病院はロシアにとって脅威なのか。ロシアは病院におびえる国なのか。侵略者がマリウポリでしていることは極めて残虐だ。産科病院への攻撃はジェノサイドの証拠だ」

そして、その惨状が世界中に報道され、誰の目から見てもロシアの蛮行が明らかだったにもかかわらず、ラブロフ外相はこの爆撃について、次のような強弁を繰り返していたんですよね。

「我々は、ウクライナを攻撃していない。ロシアの安全が脅威にさらされているのだ。」

「ロシアが戦争を望んだことは一度もない。」

「ウクライナ市民は“人間の盾”にされている。“人間の盾”として人質になっている民間人を解放したい」

さらに、ラブロフ外相はまさに世界中から湧き起こる非難の声や、向けられた怒りに対してあざ笑うかのような、次のコメントを残しています。

「ロシア軍が犯した残虐行為とやらに気をもむ“哀れなヤジ”を耳にするのは、これが初めてではない」

一昔前であればいざしらず、今やネットを介してほんの数秒もあれば世界中に情報が拡散する時代です。そんな情報化社会にあって、公の場であれほど堂々と嘘がつける精神状態は普通ではありません。

それが主人であるプーチン大統領に対する忠誠なのか、恐怖心からくる居直りなのかは不明です。

しかし、世界中からどれだけ非難を浴びようと一切意に介さず、強行な姿勢を崩さないラブロフ外相の姿は、結果的に野蛮で冷酷極まりないロシアの真の姿を世界中にまざまざと知らしめたと言えます。

そこで今回、そんな“プーチン大統領の犬”とも揶揄されているラブロフ外相とプーチン大統領の仲や関係についてまとめてみました。

ラブロフ外相とプーチン大統領の関係① プーチン政権の「Mr.ニェット」

2004年3月、プーチン大統領によって外務大臣に任命されて以来、実に18年以上に渡ってまさに“ロシアの顔”として活躍してきたラブロフ外相。

ラブロフ外相とプーチン大統領

ラブロフ外相とプーチン大統領

かつて、プーチン大統領は、とある公の席でラブロフ外相を次のように紹介したと言います。

関連するキーワード

関連するまとめ

首長族の首輪はなぜ?レントゲン写真と骨格・首輪なし画像と外すタイミングまとめ

タイの少数民族・首長族について、「首輪はなぜ?」という話題があがっています。また、レントゲン写真・骨格、首輪…

cyann3 / 441 view

エリザベス・ホームズの現在!生い立ちと父親など家族・経歴や美人画像・小保方晴子との関…

「女版ジョブズ」と呼ばれた実業家のエリザベス・ホームズは詐欺事件での逮捕が話題になりました。今回はエリザベス…

aquanaut369 / 215 view

ディーディー・ブランチャード殺人事件の犯人!娘ジプシーの現在まとめ

ディーディー・ブランチャード殺害事件とは、2015年アメリカ合衆国ミズーリ州グリーン郡で起きた、娘のジプシー…

Mrsjunko / 382 view

バルボサ・アンデルソン・ロブソンの現在!経歴と結婚や家族・荒牧愛美さん堺市母子殺害事…

2022年8月に大阪で起こった「堺市母子殺害事件」。被害者の荒牧愛美さんのブラジル人夫であり犯人バルボサ・ア…

aquanaut369 / 171 view

サラスターン事件の詳細!犯人やその後・現在まで解説

ある日、突然19歳の女性が失踪したことから始まった「サラスターン事件」。アメリカでは「遺体なき殺人」とも呼ば…

aquanaut369 / 87 view

サミュエル・リトルの生い立ち!事件の動機や被害者の似顔絵・現在の状況まとめ

アメリカの元ボクサーで連続殺人犯のサミュエル・リトルについて、これまでの生い立ちが話題になっています。事件の…

cyann3 / 209 view

イルミナティとフリーメイソンの違い!比較と日本との関係性まとめ

イルミナティとフリーメイソンの違いに関する話題が挙がっています。また、それぞれの比較と日本との関係性について…

cyann3 / 203 view

同じカテゴリーの記事

同じカテゴリーだから興味のある記事が見つかる!

トーマス・マシュー・クルックス(トランプ銃撃犯人)の動機や死因!経歴と顔写真・家族や…

ドナルド・トランプの銃撃事件の犯人であるトーマス・マシュー・クルックス。彼は一体なぜこのような事件を起こした…

aquanaut369 / 224 view

ジョン・タイターの予言まとめ!戦争の予言一覧・第三次世界大戦後の日本も紹介

第三次世界大戦を経験した2036年の未来からタイムマシンに乗ってやってきた自称“未来人”のジョン・タイター。…

passpi / 287 view

ヴォイニッチ手稿の内容解読は危険?その正体や全文ダウンロードなどを総まとめ

ヴォイニッチ手稿は1912年にイタリアで発見されてから、100年経った今でも解読不可能となっている謎の多い文…

Mrsjunko / 169 view

エベンキ族の歴史と現在!特徴や顔・韓国人との共通点や関係性・韓国の反応まとめ

ロシア・中国・モンゴルに移住する「エベンキ族」について、その歴史が注目されています。また、エベンキ族の特徴や…

cyann3 / 186 view

アンドレイ・チカチーロの生い立ちと事件!名言・日本人が脳を買い取る発言・嫁と息子・映…

1978年から1990年にかけておよそ52人を殺害したアンドレイ・チカチーロの生い立ちや事件の詳細、裁判の様…

Mrsjunko / 898 view

【なぜ】ウォーターゲート事件をわかりやすく説明!基の映画も総まとめ

1972年に始まったアメリカの政治スキャンダル「ウォーターゲート事件」は、盗聴に始まりニクソン大統領の辞任ま…

Mrsjunko / 155 view

ハイランダー症候群はデマ?寿命と日本人の芸能人(荒木飛呂彦/鈴木杏樹)・サミーやイザ…

ハイランダー症候群とは、老化することなくいつまでも若さを保っているという奇病です。寿命は短いと言われています…

Mrsjunko / 333 view

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

スポンサードリンク