そもそもアルビノとは何なのか?

アルビノはメラニンが欠乏する遺伝子疾患

アルビノはメラニンが欠乏する遺伝子疾患

アルビノとは体内のメラニンが欠乏する遺伝子疾患で、肌や体毛などの色が薄く、生まれつきのものや突然変異でも起こることがあります。お肌は異常なほど白く、体毛の色の薄さは髪の毛だけでなく、眉毛やまつげなど全身に及びます。

紫外線対策や光をまぶしく感じることも

紫外線対策や光をまぶしく感じることも

アルビノの人はメラニンがとても少ないため、外出時には紫外線対策がとても重要なのだとか。普通の人ですら日に焼けると肌が赤くなったり、黒くなったりしますが、アルビノの人にとっては発がんの可能性も高まるため、紫外線対策は重要項目のひとつです。

また、視覚にも障害が出ることがあるようで、近視や遠視、乱視のように単に見えにくいというだけでなく、光をとてもまぶしく感じてしまうのだとか。

日本人にもアルビノはいる

日本人にもアルビノはいる

アルビノは2万人に1人とも言われていて、白人だけでなく日本人にもアルビノは存在します。写真の男性は粕谷幸司(かすや こうじ)という方で、日本人アルビノの芸能人です。現在はラジオ番組をメインに活躍しています。

【あの炎上について】アルビノの方と本音で直接対談しました。 - YouTube

出典:YouTube

黒人にもアルビノはいる

黒人にもアルビノはいる

白人だけでなく、黒人にも同様にアルビノは存在します。たとえ黒人同士のカップルであってもアルビノが生まれてくる確率が変わることはなく、肌や体毛が白い黒人が生まれます。

ただ、顔つきは黒人ですが、他のアルビノ同様紫外線などに当たると肌が弱いため、UVケアが必要になってきます。

DIANDRA FORREST x FOR BURT’S BEES x IZAIO - YouTube

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~黒人アルビノモデル ディアンドラ・フォレスト~

アルビノは人間だけでなく、動物でも

アルビノは人間だけでなく、動物でも

アルビノは何も人間だけの特異体質ではなく、動物にも見られます。有名なもので言うと、ホワイトタイガーやホワイトライオンもアルビノで、他にもゴリラや鹿、クジラなど様々な動物で確認されています。

動物のアルビノだとかなり神聖な感じがして、他とは違う雰囲気を持っています。

22種の動物のアルビノ - YouTube

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ある地域の黒人アルビノには命の危険がある

黒人アルビノは地域によっては命の危険がある

黒人アルビノは地域によっては命の危険がある

黒人アルビノにはじつは命の危険がつきまとう地域があり、大きな問題となっています。この危険な地域とは主にアフリカの南東部で、実際に「アルビノ狩り」や「人身売買」が行われています。

タンザニアやモザンビークなど、アフリカ南東部の様々な地域で黒人アルビノを狙った行為があとを絶ちません。

アフリカ南東部の人にとってアルビノの体は神聖なもの

アフリカ南東部の人にとってアルビノの体は神聖なもの

アフリカ南東部の人にとってアルビノとは「神聖な力を宿す者」とされていて、この思い込みが逆に命の危険を招くことに繋がっています。

いつからこういった思い込みができるようになったのかはわかりませんが、彼らにとって神聖なものであるからこそ"それを独占しようとする人間"もかなりの数いるのだとか。

アルビノの体の一部、もしくはすべてを持ち去る

アルビノの体の一部、もしくはすべてを持ち去る

アフリカ南東部の黒人アルビノになぜ命の危険があるのかというと、神聖なものであるがゆえに"独占しようとする人間"によってアルビノの体の一部、もしくはすべてを持ち去ってしまうからです。

なぜ持ち去ってしまうのかと言うと、そうすることで「つねに自分にはアルビノの神聖な力が宿り、幸運がもたらされる」と本気で信じ込んでいるからです。

この強烈な思い込みがアフリカ南東部に蔓延していて、その地域の黒人アルビノの命を脅かしています。

悲惨なアルビノ狩りや人身売買

アフリカ南東部では「アルビノ狩り」が日常のように行われている

アフリカ南東部では「アルビノ狩り」が日常のように行われている

アフリカ南東部に暮らす黒人アルビノはつねに危険と隣合わせの状態で、「アルビノ狩り」に合わないようにしないといけません。アルビノ狩りとはその名のとおり黒人アルビノを狩る行為で、彼らの体の一部もしくはすべてを持ち去ることを指します。

これは現代でも行われている残虐な行為で、アフリカ南東部では大きな問題となっています。

アルビノ狩りでは手足や脳まで持ち去ってしまう

アルビノ狩りでは手足や脳まで持ち去ってしまう

アフリカ南東部で行われているアルビノ狩りでは彼らの手足だけでなく、脳まで持ち去ってしまうのだとか。これは異常としか言いようがありませんが、あまりに残虐でとても身勝手な行為です。

脳まで持ち去るということは、その者の命を奪ってしまうことを指します。信じがたいことですが、それほどまでに黒人アルビノの体を求める人間が多いのは事実です。

アフリカ南東部モザンビークで、先天性色素欠乏症(アルビノ)の17歳の少年が殺害され、脳などが奪われた状態で発見された。地元メディアが報じた。
アルビノのお墓まで掘り起こして体を持ち去る

アルビノのお墓まで掘り起こして体を持ち去る

アフリカ南東部で行われているアルビノ狩りでは、何も生きている黒人アルビノだけがターゲットになるわけではありません。亡くなって埋葬された黒人アルビノでさえも狩りの対象となってしまうことがあります。

「アルビノの体を手に入れる」という目的のためにお墓まで掘り起こされ、そして持ち去られてしまうのはもはや人間のやる行為ではありません。

アルビノの肉体を入手するために墓場も荒らされることがあるというが、最も残酷なのは生きたアルビノの人達が襲われ、身体の一部を奪われ、時には殺されることもあるという恐ろしい実態だ。
黒人アルビノは人身売買に使われている

黒人アルビノは人身売買に使われている

「神聖なもの」と強烈に信じ込んでいる人たちにとってアルビノは自分の幸運のために何がなんでも手に入れたいもの。そのため、アルビノ狩りは自分の幸運だけでなく、それを求める人たちに人身売買として使われることがあります。

アルビノ狩りに合って殺されしまうと、体は部位ごとにバラバラにされてしまい、各部位ごとに売買されることも多いようです。そうすることでアルビノハンターは私腹を肥やし、再びアルビノ狩りを始めるのです。

黒人アルビノの人身売買は儲かる

黒人アルビノの人身売買は儲かる

黒人アルビノの人身売買はとても儲かるとされています。アフリカ南東部で暮らす人たちの年収は日本円で大体30万円ほどだといわれているのに対して、アルビノ体は何百万円もの値段が付けられ売買されているのだとか。

そのため、アルビノハンターは多くの収入を手にできるため、儲かる仕事のひとつとなっています。また、高値で売っていることからアフリカ南東部のお金持ちなどにも「アルビノは神聖なもの」と信じ込んでいる人間が多いことがわかります。

2011年には11歳のアルビノの少女が、友達と川へ遊びにいく途中、アルビノハンターにつかまり、背中を撃ち抜かれた後、頭部を切断され、舌や性器をくりぬかれるという残忍な事件もおきている。タンザニア警察の推察では、四肢と性器、鼻および舌が含まれた状態で、7万5000ドル(約670万円)で取引されているそうだ。
政治家ですらアルビノの体を求めている

政治家ですらアルビノの体を求めている

アフリカ南東部では国や地域を代表する政治家ですらアルビノの体を求めていると言われています。彼らにとってアルビノの体を手に入れることは「選挙で勝ちたい」という願望を叶えるためのものであり、ただの道具です。

政治家ですらこのアルビノ問題に絡んできているので、かなり根が深いものだということがわかります。

アルビノの体は一体何に使われるのか?

アルビノ狩りや人身売買の先で奪った体は何に使われるのか?

アルビノ狩りや人身売買の先で奪った体は何に使われるのか?

アルビノ狩りや人身売買をするのは「神聖なもので幸運を呼ぶものだから」という強烈な思い込みによるものだと言うことはわかりましたが、一体奪った体を何に使うのでしょうか?

この奪った体にはじつは様々な使用目的があり、お守りや薬、呪術での使用や場合によっては食べることもあると言われています。

自身の幸運のお守りにする

自身の幸運のお守りにする

黒人アルビノから奪った体は自身の幸運のお守りにしておくと言われています。神聖なものであるからこそ何か「神通力のようなものがある」と信じ込まれていて、あまり裕福でないアフリカ南東部の人たちにとってはお守りになるようです。

同じように人身売買によってアルビノの体を手に入れたお金持ちたちは自分の事業の繁栄のためのお守りとしても活用しているようです。

その地域の周辺に沢山の零細な鉱山のあるのが原因だと指摘し、儲かる鉱脈を掘り当てるための、幸運のお守りとしてアルビノの骨などをほしがるのだと語っている。

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