
キュリー夫人が結婚した旦那や子供・孫・子孫まとめ
放射能研究のパイオニアとなり、1903年にはノーベル物理学賞、さらに1911年にはノーベル化学賞を受賞した、ポーランド出身の女性物理学者・化学者のキュリー夫人。
今回、キュリー夫人が結婚した旦那との馴れ初めや子供のその後の活躍、そしてその子供である子孫(孫)についてまとめました。
キュリー夫人のプロフィール
女性不遇の時代に人類史上稀に見る功績を立てた“最初の女性”
キュリー夫人は、放射能研究のパイオニアであり、1903年にはノーベル物理学賞、さらに1911年にはノーベル化学賞を受賞した、ポーランド出身の女性物理学者であり、化学者でもあります。
しかも、その当時は男尊女卑が当たり前で、女性の活躍がまだまだ難しかった時代にあって…
・ フランスの大学で博士号を取得した最初の女性
・ パリ大学の教授となった最初の女性
・ ノーベル賞を受賞した最初の女性
・ 男女を問わず2つの科学分野でノーベル賞を受賞した最初の人物
という、人類史上稀に見る功績を立てた女性であることでも注目を集めています。
そこで今回、そんなキュリー夫人が結婚した旦那ピエールとの馴れ初めや、彼との間に誕生した2人の子供、さらに孫などの子孫についてまとめました。
キュリー夫人が結婚した旦那・ピエールとの馴れ初めについて
当時のポーランドでは女性の高等教育は法律で禁じられていた…
5人兄弟の末っ子として誕生し、幼少期からとても聡明だったキュリー夫人は、1883年にはギムナジウム(中等教育機関)を非常に優秀な成績で卒業するも、彼女には進学の道は開かれていませんでした。
と言うのも、当時は女性が高等教育を受けることは法律で禁じられていたからです。
しかし、1891年の秋、パリで暮らす姉を頼ってフランスに渡ったキュリー夫人は、当時、女性でも科学教育を受講することができる数少ない教育機関の一つだったソルボンヌ大学に入学しました。
貧しいながらも勉学に打ち込んだソルボンヌ大学時代
ただ、当時は生活費にも事欠き、食事すらろくにとれない屋根裏での貧乏生活をしながら、昼に学び、夕方はチューターを務めると言う一日を送りながら勉学に打ち込んだキュリー夫人。
そんな努力が実を結び、1893年7月には物理学の学士号を取得しています。
物理学士を取得後は、それまでの蓄えに頼る生活から、フランス工業振興協会の受託研究を行うことで、わずかながらも収入を得るようになっていきました。
ピエール・キュリーと出会った経緯と馴れ初め
そんなキュリー夫人が、物理学士を取得した翌年である27歳の時のこと、フランス工業振興協会から鋼鉄の研究を受託したのですが、鋼鉄の磁気的性質を研究するための場所がありませんでした。
そこで、昔からの知人に相談したところ、研究場所の提供を頼めそうな人物を紹介されたのですが…それが、後に結婚することになる、フランス人科学者のピエール・キュリーだったのです。
キュリー夫人と出会った当時、ピエール・キュリーは35歳で、パリ市立工業物理化学高等専門大学の教職につく傍ら、電荷や磁気の研究で一定の成果を上げていました。
そのため、フランス国内でこそまだ無名だったものの、国外では“天才”と賞され、有望な科学者の一人に数えられるような存在だったようです。
しかし、ピエール自身は出世や女性との交際など眼中になく、薄給と粗末な研究設備に甘んじながら、ただただ無心に研究に打ち込んでいるような人だったそうです。
キュリー夫人とピエールの第一印象は…
1984年の春、そんなピエールとキュリー夫人は初めて対面するのですが、その時に感じたお互いの第一印象は次の通りです。
「長身で瞳は澄み、誠実で優しい人柄ながら、どこか奔放な夢想家の雰囲気を湛えていた」と振り返り、科学や社会のことを語り合った際には自分と共通するところを多く感じたという。そしてピエールも同じように感じており、彼はマリに惹かれた。
その後、ピエールは書き上げた論文をキュリー夫人に披露したり、一方のキュリー夫人はピエールを下宿先の屋根裏部屋に招待したりと、2人の距離はどんどん縮まっていきました。
ポーランドでの就職が叶わなかったキュリー夫人はピエールと結婚
ちょうどその頃、キュリー夫人は物理学に続いて数学の学士号を取得しています。その後、夏期休暇を利用して故郷ワルシャワへ帰省したキュリー夫人。
元々、ポーランドで働くつもりだったキュリー夫人は、ポーランド最古の大学であるヤギェウォ大学での就職を希望するのですが、同大では女性を雇い入れていませんでした。
その間もピエールはキュリー夫人に求婚の手紙を送り続けており、10月にパリに帰ってきたキュリー夫人に直接求婚すると、遂には一緒にポーランドに行っても良いとまで伝えたそうです。
関連するまとめ

キュリー夫人の功績!ノーベル賞と放射能・元素・研究用ノートの話題まとめ
ポーランド出身の物理学者・化学者のキュリー夫人について、過去に行った功績が注目を集めています。また、キュリー…
cyann3 / 1003 view

始皇帝(嬴政)の歴史と性格!死因と最期・墓の画像も総まとめ
中国の初代皇帝(秦の始皇帝・嬴政)の歴史について調べてみました。始皇帝はどんな人・性格だったのでしょうか。ま…
cyann3 / 1055 view

ヨシフ・スターリンと岡田真澄が似てる!2人の関係も総まとめ
ソビエト連邦の最高指揮者として知られるヨシフ・スターリンですが、岡田真澄さんと似てると以前から話題になってい…
sumichel / 2365 view

アウシュヴィッツ強制収容所の人体実験とは?性実験女性の生理・死者数・生き残りやその後…
アウシュヴィッツ強制収容所の人体実験について解説します。生実験された女性の生理、死者数、生き残りなどはどうだ…
cyann3 / 9101 view

ハプスブルク家の末裔の現在とは?レーサーの噂・日本人との関係まとめ
11世紀に創設された貴族ハプスブルク家について、末裔の現在が注目されています。また、顎に特徴のある画像やレー…
cyann3 / 1573 view

レオナルド・ダ・ヴィンチの名言48選!格言ランキング【最新決定版】
レオナルド・ダ・ヴィンチは、フィレンツェ共和国(現在のイタリア)のルネサンス期を代表する芸術家で、様々な分野…
maru._.wanwan / 1319 view

マザー・テレサは何をした人?修道院の闇・児童売買の噂・真実まとめ【ノーベル平和賞受賞…
カトリック教会の修道女マザー・テレサさんについて、「何をした人?」と話題になっています。また、マザー・テレサ…
cyann3 / 1497 view
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーだから興味のある記事が見つかる!

ジャンヌ・ダルクの名言21選!格言ランキング【決定版】
イングランドとの100年戦争で危機的状態にあったフランスを救い、悲運な最期を遂げた若き勇敢な少女、ジャンヌ・…
maru._.wanwan / 1328 view

世界最強の悪魔ランキング22種類!名前と画像も紹介【最新決定版】
特定の宗教文化に根ざした悪しき超自然的存在や、悪を象徴する超越的存在とされる「悪魔」は、世界中で語り継がれて…
maru._.wanwan / 29171 view

レオナルド・ダ・ヴィンチの名言48選!格言ランキング【最新決定版】
レオナルド・ダ・ヴィンチは、フィレンツェ共和国(現在のイタリア)のルネサンス期を代表する芸術家で、様々な分野…
maru._.wanwan / 1319 view

カスパー・ハウザーは実在?正体とDNA・王族の末裔の噂・最後の言葉と謎・考察まとめ
カスパー・ハウザーは実在するのかについて話題となっています。また、カスパー・ハウザーの正体とDNA、王族の末…
cyann3 / 1741 view

ナポレオン・ボナパルトの名言ランキング48選【最新決定版】
フランス革命期の軍人・皇帝・革命家として知られるナポレオン・ボナパルトは、数々の名言を後世に残してきました。…
maru._.wanwan / 1370 view

即身仏の本物が見れる日本の場所!作り方や失敗例・現在禁止されている理由・山形はなぜ多…
即身仏はミイラと間違われることもありますが、実際即身仏になるまでの過程をたどると全く違うものです。そんな即身…
Mrsjunko / 1126 view

ウォルト・ディズニーは何した人?歴史や功績・白人至上主義の噂を総まとめ
ミッキーマウスやディズニーランドで知られているウォルト・ディズニー。彼は一体どんな人で何した人なのでしょうか…
aquanaut369 / 1526 view
アクセスランキング
人気のあるまとめランキング
出生名: マリア・スクウォドフスカ=キュリー
ポーランド語表記: Maria Salomea Skłodowska-Curie
生誕: 1867年11月7日
出生地: ポーランド立憲王国 ワルシャワ
死没: 1934年7月4日(66歳没)
死没地: フランス共和国
国籍: ポーランド、フランス
研究分野: 物理学・化学
出身校: ソルボンヌ大学
主な業績:
・ 放射能の研究
・ ラジウムの発見
・ ポロニウムの発見