パブロ・ピカソのプロフィール

パブロ・ピカソ

パブロ・ピカソ

本名:パブロ・ルイス・ピカソ
出身地:スペイン王国・マラガ
国籍:スペイン
生年月日:1881年10月25日
没年月日:1973年4月8日(91歳)
職業:画家、フランス共産党員
実績:絵画、彫刻、版画、陶芸、舞台美術
代表作:ゲルニカ、泣く女、夢

「ゲルニカ」「泣く女」など、生涯で15万点以上の作品を手掛けたスペイン出身の画家

「ゲルニカ」「泣く女」など、生涯で15万点以上の作品を手掛けたスペイン出身の画家

パブロ・ピカソさんは「ゲルニカ」「泣く女」などの有名作を描き、版画を中心として生涯で15万点の作品を手掛けました。

また、パブロ・ピカソさんの絵は100億円を超える値が付いており、同等の価値がある作品が16点ほどあります。

出典:YouTube

パブロ・ピカソの作品集の紹介動画

若い頃はかなりのイケメンで、母親から愛されて育ったパブロ・ピカソ

若い頃はかなりのイケメンで、母親から愛されて育ったパブロ・ピカソ

パブロ・ピカソさんは若い頃はかなりのイケメンで、髪型もしっかりと決まっていました。

また、パブロ・ピカソさんは母親から愛されたエピソードがあり、「あなたは成功する」と伝えられていたそうです。

勉強ができなかったことで有名なパブロ・ピカソさんですが、美術学校を中退しても制作活動は辞めませんでした。

そんな熱量のあるパブロ・ピカソさんは多くの女性にモテたようです。

パブロ・ピカソの過去の女性(愛人)関係

愛人①フェルナンド・オリヴィエ

愛人①フェルナンド・オリヴィエ

本名:アメリー・ラン
生年月日:1881年6月6日
死没月日:1966年1月26日
職業:画家、モデル

パブロ・ピカソさんの愛人1人目はフェルナンド・オリヴィエさんという方です。

彼女とは売れていなかった「青の時代(1901年-1904年)」に出会っています。

また人妻だった彼女ですが、7年間の交際期間がありました。

彼女と出会い「薔薇色の時代」となり、画風が明るくなって売れるようになった

彼女と出会い「薔薇色の時代」となり、画風が明るくなって売れるようになった

パブロ・ピカソさんはフェルナンド・オリヴィエさんと出会い、「青の時代」から「薔薇色の時代」へと移行します。

彼女と出会ったことで画風が明るくなり、売れるようになったと言われています。

フェルナンド・オリヴィエさんに関連した作品が60点以上あり、売れるきっかけを作った女性でもあります。

愛人②エヴァ・グエル

愛人②エヴァ・グエル

本名:マルセル・アンベール
生年月日:1885年12月14日
死没月日:1915年

エヴァ・グエルさんは元々はフェルナンド・オリヴィエさんの友人でした。

パブロ・ピカソさんとは結婚の話も出ていましたが、1911年から結核で亡くなる1915年まで付き合っていました。

当時最新の「キュビスム」手法で2人目の愛人を描いた

当時最新の「キュビスム」手法で2人目の愛人を描いた

エヴァ・グエルさんと出会った当初、「キュビスム」という手法が流行していました。

このキュビスムは複数の視点から見たイメージを、1枚の絵に描くという手法です。

この最新のキュビスムで描かれたのがエヴァ・グエルさんでした。

この絵の下には「MAJOLIe(マ・ジョリ)」と書かれており、意味は「私のかわいい人」になります。

愛人③オルガ・コクローヴァ

愛人③オルガ・コクローヴァ

本名:オルガ・コクローヴァ
生年月日:1891年6月17日
死没月日:1955年2月11日
職業:バレエダンサー

オルガ・コクローヴァさんは3人目の愛人であり、後に妻となる人物でもあります。

彼女はロシア貴族の血を継ぐバレエダンサーだったそうです。

1918年に描いた「ソファに座るオルガの肖像」

1918年に描いた「ソファに座るオルガの肖像」

オルガ・コクローヴァさんと出会った後、1918年に描いた「ソファに座るオルガの肖像」になります。

彼女に言われたこととして、「私を描くときは、私とわかるように描くこと」というのは有名な話です。

当時のパブロ・ピカソさんは新古典主義の時代(1917年-1925年)に差し掛かり、彫刻のような肉体・高い鼻などを主に描いていました。

愛人④マリー・テレーズ・ウォルター​

愛人④マリー・テレーズ・ウォルター​

本名:マリー・テレーズ・ウォルター​
生年月日:1909年7月13日
死没月日:1977年10月20日

4人目の愛人はマリー・テレーズ・ウォルター​さんという方で、1927年頃に出会いました。

当時の彼女の年齢は17歳で、パブロ・ピカソさん自身は45歳だったそうです。

愛人としては彼女が初めて子供が生まれた方で、出会って8年後に妊娠をします。

しかし、パブロ・ピカソさんは彼女への興味が薄れ、1935年に次の愛人を見つけて彼女の元へ生きました。

マリー・テレーズ・ウォルター​さんはその42年後、パブロ・ピカソさんの1973年の死を追うような形で、1977年に自宅のガレージで首を吊って自殺しています。

マリー・テレーズ・ウォルター​との交際時に「夢」を描いている

マリー・テレーズ・ウォルター​との交際時に「夢」を描いている

パブロ・ピカソさんはマリー・テレーズ・ウォルターさん​との交際時に「夢」を描いています。

元々、彼女に出会った時、パブロ・ピカソさんは「君の肖像画を描かせてください。私はピカソです。」と声を掛けていたそうです。

パブロ・ピカソさんは彼女に対して「完璧な顔と体」と讃え、この頃にまた画風が変わったとされています。

愛人⑤ドラ・マール

愛人⑤ドラ・マール

本名:ドラ・マール
生年月日:1907年11月22日
死没月日:1997年7月16日
職業:シュールレアリストのカメラマン、画家

5人目の愛人はドラ・マールさんでシュールレアリストのカメラマン、画家だった方です。

当時パブロ・ピカソさんはオルガ・コクローヴァさんを妻に持ち、さらにマリー・テレーズ・ウォルター​さんとも交際関係にありました。

さらにフランソワーズ・ジロー​​​さんとの交際も始まり、最高で4角関係になったとされています。

その後に破局して精神病を患い、手切れ金として南フランスの館に残る作品を譲り受けています。

名作「泣く女」のモデルになったドラ・マール

名作「泣く女」のモデルになったドラ・マール

ドラ・マールさんですが、名作「泣く女」のモデルになったとされています。

パブロ・ピカソさんは彼女の内面に興味を持ち、とても良く泣く女と評価していたそうです。

また、他にもドラ・マールさんと交際時、「ゲルニカ」も描いていました。

ゲルニカはドラ・マールなど、妻・愛人らとの「4角関係」を描いた作品だった

ゲルニカはドラ・マールなど、妻・愛人らとの「4角関係」を描いた作品だった

「ゲルニカ」はドラ・マールさんとの交際時にパブロ・ピカソさんが手掛けた作品です。

左端にドラ・マールさんが描かれており、妻・愛人らとの「4角関係」を描いた作品だったことが分かっています。

愛人⑥フランソワーズ・ジロー​​​

愛人⑥フランソワーズ・ジロー​​​

本名:フランソワーズ・ジロー​​​
生年月日:1921年11月26日
死没月日: 2023年6月6日

6人目の愛人はフランソワーズ・ジロー​​​さんという方で、1943年にパリで出会ったそうです。

当時、パブロ・ピカソさんは妻といた所、画家志望の友人といたフランソワーズ・ジロー​​​さんに声を掛けたといいます。

その後に懇願されて同棲を開始、2人の子供が誕生しています。

フランソワーズ・ジローと出会った時に描いた「花の女」

フランソワーズ・ジローと出会った時に描いた「花の女」

パブロ・ピカソさんがフランソワーズ・ジローさんと出会った時、描いたとされるのが「花の女」です。

フランソワーズ・ジローさんと出会った当時、彼女はまだ22歳の画学生でした。

当時彼女には「人間は誰でも動物に似ているものだが、君は違う。植物だ。」と語っていたそうです。

愛人⑦ジャクリーヌ・ロック

愛人⑦ジャクリーヌ・ロック

本名:ジャクリーヌ・ロック
生年月日:1927年2月24日
死没月日:1986年10月15日

最後の愛人とされるのが、ジャクリーヌ・ロックさんになります。

ジャクリーヌ・ロックさんは妻にもなる方で、フランソワーズ・ジロー​​​さんとの破局後に交際が始まりました。

作品「腕を組むジャクリーヌ」が有名

作品「腕を組むジャクリーヌ」が有名

ジャクリーヌ・ロックさんとの交際時、パブロ・ピカソさんは「腕を組むジャクリーヌ」を執筆しています。

パブロ・ピカソさんにとってジャクリーヌさんは「門番」だったようで、ジャーナリストなどを払い除けてくれたそうです。

また、晩年の心の支えになったのが彼女で、母親のように甘えていたという話が有名です。

パブロ・ピカソの結婚した嫁について

結婚した嫁①オルガ・コクローヴァ(3人目の愛人)

結婚した嫁①オルガ・コクローヴァ(3人目の愛人)

パブロ・ピカソさんと結婚した嫁ですが、3人目の愛人だったオルガ・コクローヴァさんと結婚しました。

彼女とは1918年に結婚し、1921年に息子のパウロさんが誕生しています。

次の愛人マリー・テレーズ・ウォルターさんができた後も離婚をせず、1955年に自殺をしています。

美しい花嫁姿のオルガ・コクローヴァ

美しい花嫁姿のオルガ・コクローヴァ

オルガ・コクローヴァさんについては、結婚式のウエディング姿も確認されています。

美しい髪飾りと胸元が開いたドレス、幸せそうにパブロ・ピカソさんの隣に佇む姿が印象的です。

結婚した嫁②ジャクリーヌ・ロック(7番目・最後の愛人)

結婚した嫁②ジャクリーヌ・ロック(7番目・最後の愛人)

2人目の結婚した嫁はジャクリーヌ・ロックさんで、最後の愛人であり、最後の婚約者となりました。

彼女の前の愛人フランソワーズ・ジロー​​​さんから人生初めての破局を経験し、その後に彼女の愛に甘える形で結婚を選びました。

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